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第3回スカウティング研究フォーラム

2015-11-20(金)19:00 - 21:00 JST

城西大学紀尾井町キャンパス

東京都 千代田区紀尾井町3丁目26番地

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フォーラム+懇親会参加 5,000円 会場払い
フォーラムのみ参加 2,000円 会場払い
懇親会のみ参加 3,000円 会場払い
資料代、スカウティング研究センター発行誌1冊が付きます。

詳細

今回のスカウティング研究フォーラムは、横山陸さんをお迎えし、「ジェンダーから見るスカウト/ガイド運動史」をテーマに報告していただきます。一橋大学の卒業論文をベースにしたテーマで、最新の研究を報告していただきます。
終了後、会場近くで懇親会を行います。

多くの皆さんの参加をお待ちしております。

テーマ 「ジェンダーから見るスカウト/ガイド運動史」
報告者 横山 陸氏

報告者プロフィール
横山 陸(よこやま・りく)
山形県出身。現在、一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻修士課程在学。
主な専攻領域は、教育社会学、ジェンダー/セクシュアリティ研究。
山形県連盟山形第29団を経て、現在、東京連盟新多磨地区国立第2団RS隊/BS隊副長補。

報告者からの報告テーマに関するコメント
今回の報告では、昨年一橋大学社会学部に学士論文として提出した拙稿「〈女子ボーイスカウト〉の誕生――ミリタリズム・男性性・シティズンシップ」をベースに、スカウト運動とガイド運動の歴史を、ジェンダーの視点から捉えなおしてみたいと思います。

人種や階級、宗教といった壁を超えて拡がっていったB-Pの構想ですが、長い間超えることが出来なかった壁のひとつが「性別」の壁だったと言えるでしょう。国民国家的な要請の中から生み出された両運動は、どのようなジェンダー・イデオロギーを内包しているのか。市民教育と軍隊的なメタファーとは一体どのように接合してきたのか。そして「市民性citizenship」という普遍性を騙った言葉の下で、何が忘却されているのか。ボーイスカウト日本連盟が全部門での女子スカウトの受け入れを決定してからちょうど20年、スカウト/ガイド運動は今や、こういったジェンダーやセクシュアリティをめぐる社会的な問いの数々から逃れられない状況にあります。

こうした問題を考えるための第一歩として、欧米の研究成果に学びながら、B-Pの構想や、1990年代の日本連盟における〈女子受け入れ〉をめぐる議論を分析していきます。拙い報告になりますが、今後の課題を考えていくための足掛かりとなるような問題提起が出来れば、と思います。

会場
城西大学(城西国際大学)
紀尾井町キャンパス1号棟401教室
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3−26

参加費2,000円
講演資料・過去のスカウティング研究センター紀要等を一部お持ち帰りいただきます。

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ボーイスカウトなど、スカウト運動を中心に研究するスカウティング研究センターの事業、イベントです。

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